株式会社 四万十ドラマ

「あしもと塾」をなぜ始めるのか?代表の畦地履正をインタビューしました

posted:2019.04.23  おしらせ

全国の先駆けとして、平成6年より地域商社を運営し、
道の駅の運営や商品開発ノウハウを全国に移転している株式会社四万十ドラマ。
これまでの25年間、四万十ドラマが一番大切にしてきたのは「足元をみること」。
それを伝え、あしもとを見て行動していく仲間を作るための塾
「四万十ドラマあしもと塾」を2019年5月より開講します。
開講にあたり、四万十ドラマ代表の畦地履正に
始めようとしたきっかけや今後の展開について話を伺いました。

「あしもと塾」を始めようとしたきっかけは?

四万十ドラマは平成6年に設立した会社で、今年で25年の節目を迎えます。
今で言うところの「地域商社」として、
全国に先駆けて地域にあるものを使った商品開発や販路拡大等を地域内外で行ってきました。
25年前、当時は職員も私一人しかおらず最初は何をやればいいか分からなかったが、
足もとをもう一度見つめなおすため、四万十の地域を歩き回りました。
その中で見えてきたものが今の根源となっています。
地域にどのようなものがあって、どのような人がいて、
その人がどんな思いで、どんなこだわりをもって作っていて、
どんな風景の中で作っていて、どれぐらいの量や品質のものを作っているのか。
それを知ることがすべての出発点であり、
それをきちんと知らないと地域のものを売ることなんてできないことを体感しました。

今、ノウハウ移転ということで全国各地に商品開発や道の駅、地域商社の設立の
ためにお声がけを頂くことが多くなってきました。
そこで伝えていることは、先に述べたことがすべてであるし、
もちろん価格設定やマーケティングなどスキル的な部分のアドバイスもありますが、
最も重要なことは「足もとにあるもの」をきちんと知ることだと思っています。

意外とこの部分を認識している、実践している団体は多くなく、
開発した商品がなかなか売れていなかったり、
コンセプトがぶれてしまったりと
すごくもったいないなと感じることがあります。

私たちの取組が全国の皆さんに少しでも参考になればという思いもあり、
今回「四万十ドラマあしもと塾」を始めるきっかけとなりました。

四万十ドラマのもっている地域商社、地域の産物の販路拡大等、
25年実践してきた仕組み、ノウハウを全国の皆さんに知ってもらいたいと思います。

あしもと塾の特徴は?

四万十ドラマ代表である畦地自らが、25年間地域の中で実践してきた実体験をもとに話をします。
ドラマの成り立ちから、
商品開発の進め方、
地域資源の活かし方、
販路開拓など
すべて動画で語っています。
動画は1本約15分の構成で、
全部で20本の動画を準備しています。
(おまけの動画も準備しているのでご期待ください。)

この動画の内容はすべて実体験であり、私の言葉で語っています。
この動画で四万十ドラマがもっているノウハウをすべて伝えるつもりです。
また、動画だけでなく、四万十の生産現場や生産者を実際に見てもらうために
四万十に来てもらって実施する2回の集合研修もプログラムの中に入っています。
やはり実際に見て体感することが重要。
自分自身で感じてもらい、
自分たちの地域に置き換えて考えてもらうきっかけを作っていきたいと考えています。

ちなみに、
第2回目の集合研修は偶然にも私の誕生日でもあり
『畦地履正との誕生日会付合宿』
にしているので楽しみにしていてください笑

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第一弾となる今回のテーマを「営業」にした理由は?

ものを作っても、売り先がないとものごとがすすめれないと思います。
ものをつくったら出口がいる。
その出口を作っていくことが営業です。
営業ができないと、地域にあるものを自分たちで売っていく、広めていくことができない。
だから、営業をできることが非常に重要になってくる。

地域にある野菜や果物などを使って商品開発をしたものの、
全然売れなかったり、そもそも開発が目的となっていたりするケースをよく見ます。
営業の仕方、仕組み、どうやったらものが売れるのか。
それをこのあしもと塾の第一弾となる今回の大きなテーマにしました。

 

どんな人、チームに参加してほしい?

腹をくくってやろうとしている人。
それぞれの地域で、地域商社というものをしっかりと立ち上げたり、学んだり、
具体的に戦略を持って動いている人など
本気の人の参加を待っています。

あしもと塾を通して、伝えたいこと、また今後の展開に期待することは?

各地域には必ず宝物があります。
すでにその宝物を見つけている人もいれば、
自分の足もとにあるのに見つけれずにいる人もいます。
その宝物の見つけ方や活かし方、販路拡大のやり方をあしもと塾を通して学んでもらいたい。
そして、単純に学ぶだけでなく実践を通して体験してもらい、
ノウハウをより自分のものとして経験してもらいたいと思っています。
足もとにある宝物が全国で見つかれば、
おもしろい取り組みをする地域が確実に増えていきます。
そんな地域をあしもと塾を通して増やしていき、
ゆくゆくは各地域で連携したり、四万十ドラマと連携したりと、
単なる「地域商社」で終わらず、もう一歩進んだ
『地域連携商社』として全国の皆さんと連携した取組ができるよう、
今後に期待しています。

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